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| 病院周辺ぶらり (3) |
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病院から歩いて20分弱の場所に下関市立図書館があります。ここの大講堂ではでは月に１
度の割合で蓄音機の音を楽しむ会が開かれています。主催は市内在住で長年ＳＰレコードの収
集しておられるカメラ店のご主人と協力者の皆さんです。
今回で97回目のコンサートなので、単純計算では８年以上も続けておられる訳です。使用
する蓄音機は電気を全く使用しないタイプでビクトローラという有名メーカ製だそうです。レ
コード盤を回転すには手回しでゼンマイ巻き、音は金属の針がレコードの溝を擦った振動が共
鳴箱を震わせて出てきます。現代とは真反対の100%アナログの世界ですが、想像以上の音量と
音質に驚かされます。
→病院から徒歩で18分
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最近はレコード盤自体見たことの無い方が多いでしょうから、ＳＰレコードをご存知の方はなお
さら少ないと思います。塩化ビニール製で出来た現代のレコード盤と比べＳＰレコードの素材は
昆虫の分泌物でシェラックと呼ばれる物質だそうで、落とすと簡単に割れてしまうそうです。
天然素材から出来ている為かどうかは判りませんが、刺激臭を持つ現代の機器と違い昔の機器は
レコード盤に限らず独特な癒し系の香りを周囲に漂わせているように感じます。
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