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病院周辺ぶらり (4) |
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下関駅の駅舎部分は今年(2006)の1月7日に放火により全焼してしまいました。
関門トンネル開通に伴い昭和18年に建設された駅舎ですが、戦時下の建設であったため
鉄鋼は兵器生産に優先され、木造建築の駅舎となったようです。焼け跡を見ると柱まで焼け
落ちており、芯まで木製建築であったことを肌で感じました。
下関駅には隣接した車両基地がありますが、基地の隅に一輌の朽ちた機関車が何年も置いて
(放置して?)あります。
道路沿いのフェンスに近い場所に置いてあるので、通りかかる度に目にとまり気になってい
ました。前後にデッキ付という構造は、鉄道に詳しくない私にも相当古い車両だろうと察し
がつきますが、正確なところは判りませんでした。
(フェンス外から撮影・2006/05/20)
→病院より車で14分
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機関車の前(後?)を見ると車両番号を表す銘板が貼り付けてあり「EF5910」と読
み取れるのでインターネットで検索してみると、1932年製の車両で1964年に改造を
受け広島県の瀬尾〜八本松間という急勾配区間の難所で活躍した機関車のようです。
車齢74才に達し外観は錆びだらけです。
架線の無いレール上に置いてあるので自力では動けないのでしょうし、蒸気機関車の様
に修復され現役復帰する日もやって来ないでしょうが、朽ちつつも存在感を感じさせる姿に
は威厳を感じます。
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