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病院周辺ぶらり (6) |
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九州と本州を隔てる関門海峡の下関側には火の山(ひのやま)と呼ばれる標高268メート
ル程の山があり、山頂からは関門海峡が一望できます。車でのアクセスも良好で海峡を挟んだ
夜景は個性的な美しさを誇っています。
と、ここまでは普通の公園なのですが、なぜか入り口には公園の風景として場違いの様な戦艦
大和の主砲弾(本物)が鎮座しているのです。
恐らくこれは歴史的背景が関係してると思われますが、明治から太平洋戦争終結まで、
火の山は軍事要塞として一般人の立ち入りが許されない場所でした。現在も公園の中に当時の
壕舎や砲台跡が一部残っています。そのような背景から大和の砲弾も展示された様に思えます。
→病院から山頂まで車で18分
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台座の説明プレートには「これは、中国火薬株式会社が瀬戸内海で、砲弾の火薬処理をして
いた頃に引き上げられたもので、昭和33年(1958)、下関市市制施行70周年記念で開催された
下関博覧会に出品されたあと、火の山ロープウェイが開通したことにより、本市に寄贈されまし
た」とあります。
全長1.95m 重量1740kg 最大射程42000mと記されています。
触るとひんやりとした触感だけですが1.7トンもの金属塊が打ち込まれる状況を想像すると恐怖
を覚えます。なお現在、火の山ロープウェイは定期運行休止中です。
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